Hello Miss Weekend Tour@Nagoya CLUB Diamond Hall(12/3)
ストレイテナー「Hello Miss Weekend Tour」、名古屋クラブダイアモンドホールへ参加した。4人体制となってから2本目のライブ。自らを最強の3ピースバンド=The Strongest DELTAと表現し、間違いなくその通りの3人のライブがとても好きだったので、不安と期待が7:3くらいでミックスされた不思議な気分で12月3日を迎えた。
名古屋のセットリストが本文中の記載に含まれるので、畳みます。
開演ぎりぎりに新栄に到着、恒例の階段登りを経て会場入り。すぐのフロントエリアへ繋がるドアは渋滞していたので、後方から入場し前進、フロントエリア上手側の後ろの方にスペースを見つけ待機。時計のディスプレイは19時、ステージではチューニング中。
前回のBROKEN SCENEはチケットがほんとうに確保出来なくて参加できなかったので、ストレイナーのハコライブをみるのは久し振りだ。同じような思いを抱えたオーディエンスのテンションに比例するように上がっていく場内の温度と室温。「19時開演」とアナウンスされてその時間が押すことは珍しいことじゃない(というかオンタイムで始まるライブのほうが少ないか)が、その待たされている時間、サッカーで言うとロスタイム的なあの時間が、何十倍も長く感じる。そうか私、緊張しているんだと気が付く。ただのオーディエンスなのに(笑)。
10分くらい経過したところで客電が段階的に落ちる。ブルーのライトに照らされメンバー登場。この時やっとステージを凝視する。ひなっち→シンペイ→オオヤマ→ホリエの順番で誰も被らない、公式HPの壁紙のイラストそのままの配置。
シンペイがドラムの上に立って煽り一層大きくなるオーディエンスの歓声の中,ライヴ開始。このツアーでライブ初披露となっているBLACK HOLE、TITLEに収録された名曲SAD AND BEAUTIFUL WORLD、現時点で最新アルバムであるImmortalのALIBI。新旧の曲を織り交ぜたセットリスト。そしてメンバーも言っていた通り濃ゆくなったサウンド。チケット代4000円に上がったけど、ここまででもう満足。早いな。前方に出てきてオーディエンスにピースする大山さん。どのメディアの写真よりも良い表情だ。
「4人になりましたストレイテナーです」「あぁ、こんなだったね名古屋。この湿度…!嫌いじゃない」とホリエMCの後、「新曲演ります。名古屋で初めて、って意味じゃなくて、名古屋が初めて演る(場所)って意味。クラッシュ。」というタイトルコールで始まったクラッシュ。イントロで手拍子が起きたのをシンペイが抑えるように手を挙げる。あとは‘なぜに血は流れて’っていう部分の歌詞と、次のアルバムに入るっていうアナウンスしか覚えてません、ごめんなさい。かっこよいアッパーな曲だったような気がする(曖昧)。アウトロでシンペイがドラムを越えてきて「もうダイブ!?」って思ったら機材トラブルだった。「いろいろ壊れるね、今の曲クラッシュっていう曲だったし(笑)」と喋るホリエ。後ろでローディさんらと調整している間にひなっちがオフマイクで「大山純です」と紹介。再度歓声。この日だけなのか彼がそういうスタイルなのかはわからんが、背中を丸めてギターを弾いていることが多かった大山さん。その姿が私の位置から見えたのは、MCの時と、マイクを越えて前方に出てきた数曲のみでした。でもバンドサウンドが十分厚くなったのがわかったから、よいのです。
ホリエがキーボードを弾く「SIX DAY WONDER」「MARCH」。これまではピアノ音にリズム隊の音が加わるギターレスバージョンがライブでは披露されていたけれど、今日はギターの音が聞こえる。良い、すごい良い。MARCHは素敵過ぎてヤバいです。涙腺がヒクヒクしてるのがわかったもの。ホリエの声、良くなったなんてもんじゃなく、素晴らしい。音源の声より、去年の幕張のヘッドライナーの時より、今までのどのライブより、飛びぬけて断然良かった。良いって連呼しか出来てないけどそれしか言えない。この曲こんなにいい曲だったんだなということにあらためて気がつく。
テナーのアッパーチューンであるバーサーカーチューン、キラーチューン2曲がどどっとオミマイ(笑)されて息切れしたのちに、新曲「Little Miss Weekend」でさらにアガる。この流れ好き。この頃から前方より次々とひとが下がってくる。ダイアモンドホール、フロントエリアに柵がないからプレスきついものね。楽しいけど。が、倒れるまで無理しちゃ自分も周りも楽しくないものね。
そしてTENDER、奇跡の街。TENDERのコーラスはシンペイ&大山さん。ひなっちコーラスでなくなっちゃったのは残念。冒頭で顔を見合せて嬉しそうにベースを弾くひなっちの表情がすげー印象的。4人になっても個性的なベース音は存在感くっきり。むしろ派手になっていたような。目立ちたがりだなー。大好きですが、ひなっちベース。
ホリエ「こうして、ライヴも終盤に差し掛かっていくわけですが…」オーディエンス「えーーー!!」「延長!」。それに対してホリエが「カラオケじゃないんだから」。そしたらひなっちが「よし、延長!一拍分(笑)」爆笑するホリエ。「秒単位で延長って…!!延長しても君たちわかんないじゃん!」だって。確かに。
MAGIC WORDSでシンペイがダイブ複数回して「あぁテナーのライブだ」って安心した自分の感覚にほくそ笑んで、ホリエの声がかき消されるかのようなTRAINの大合唱にちょっとびっくりして、BIRTHDAYで本編終了。BIRTHDAYはLINEAR MOTER CITY TOURの名古屋公演をここダイアで演ったとき初披露された曲で、その時はLENEARリリース直前で、スペル間違いのTシャツが売られていた(持ってます)。その時を思い出せて嬉しかった。
熱気と汗と湿気でぬかるんだダイアの床を客電が照らす。テナーはアンコールしないってここにいる大半のオーディエンスが分かっているはずだし、期待感があるにしてもいつもなら1/3くらいは承知の上で(水分摂らないとヤバいっていう状況になっているのもあり)オーディエンスが出ていくんだけど、この日はほぼナシ。全員が本気でアンコールを求めている。凄い風景だった。予定調和のようなアンコールは好きではないが、今日はそれがそうでも良いとさえ思った。
アンコールはLittle Miss WeekendのC/W, SPIRITUALIZEDの曲のカヴァーであるElectricity。ギターを下げてではなく鍵盤の前で、ハンドマイクで踊り唄うホリエが、FULLARMORのライブを観たことのない私にとっては新鮮だったー。パンク。21時頃終了。あっという間の2時間。ライブ前のあの不思議な気持ちが嘘の様に、幸せな気分に満たされていた。楽しかった!
「DiscographyもKILLER TUNEも丸呑みにするような新譜が出来た」と公式HPのWORDSに書かれたのが確か初夏の頃。夏フェスやイベントなどを経てもなかなかリリース情報が出てこないことにちょっとだけ疑問を感じつつ、でも文字通り震えて待ち続けていた秋、9月20日。とある音楽雑誌の表紙裏の広告から端を発した新メンバー加入の報。そして待ちに待ったリリースとワンマンライヴツアー。ストレイテナー4人体制でのリリース第1弾は配信限定、第2弾は流通に乗る通常形態でのリリース。そして全国9か所を回るツアー。新体制での音源のリリースが、ライヴ日程の発表が、期待と楽しみと不安で、だったからこそ最高のライヴでした。あれから何日か経ってもまだ余韻に浸っていられる。嬉しいな。もっとこのツアーに参加したいけど日程的に無理(涙)。チケットも取れないしね。よし、早く来い年末!!
ライブ後に購入したリストバンド。The Strongest DELTAのロゴマークであった王冠は3つから4つに増えていた。The Strongest Squareに変わるのかな、でも発音したときの語呂がイマイチだな、だいいち配置がスクェアじゃないしなー。
新生ストレイテナー。やだーめちゃくちゃかっこいいー。
STRAIGHTENER Set List@Nagoya CLUB Diamond Hall(12/3)*1
- BLACK HOLE
- SAD AND BEAUTIFUL WORLD
- ALIBI
- COLD SLEEP
- The Novemberist
- Discography
- Crash(新曲)
- THE REMAINS
- POSTMODERN
- SIX DAY WONDER
- TRIBUTE
- REST
- BERSERKER TUNE
- KILLER TUNE
- Little Miss Weekend
- 奇跡の街
- TENDER
- MARCH
- ETERNAL
- MAGIC WORDS
- TRAIN
- BIRTHDAY
EN.
- Electricity
- アーティスト: ストレイテナー
- 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
- 発売日: 2008/11/26
- メディア: CD
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*1:一部拾いものです