THE PREDATORS/SHOOT THE MOON Tour@Zepp Nagoya(11/7)
7月の終わりの夜、THE PREDATORSのツアー決定の報を知ってから待っていたライヴ。今回はバンドにとって初(!)の全国ツアー、その名古屋公演に行ってきました。初のツアーなのにZepp、しかもメンバーは凄いメンツ(知っている人にとっては目から星が出まくりと思う)。いい大人が全力で遊ぶ姿って、素敵。
念のためプレデターズの解説。
- THE PREDATORS(ザ・プレデターズ)とは、かねてから親交のあったthe pillowsの山中さわお(Vo,G)、GLAYのJIRO(B)、ストレイテナーのナカヤマシンペイ(Dr)の3人によって結成された3ピースバンド。2005年7月に初音源となるミニアルバム「Hunting!!!!」をリリースし、同時に「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2005 in EZO」をはじめ各地の夏フェスやライブイベントに出演する。メンバー全員が母体となるバンドがあるため、活動ペースは比較的ゆるやか。サウンド面はロックをベースとしながらも自由度が高く、メンバーが在籍する3バンド以外のロックファンも巻き込んでいる。(ナタリーより引用)
- 結成後ライブが行われたのは数えるほど、2006年以降は単発のイベント出演はしていたものの活動休止状態だった。しかし今年、多くの人々が待ちわびた2枚目となるミニアルバム「牙をみせろ」が来る10月15日にリリースされ、リリースに伴うツアーを全国7か所で開催。
- 公式HPはこちら→★(リンク先音出ます)
- アーティスト: THE PREDATORS,SAWAO YAMANAKA
- 出版社/メーカー: QQS DISTRIBUTION
- 発売日: 2005/07/06
- メディア: CD
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- アーティスト: THE PREDATORS
- 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング
- 発売日: 2008/10/15
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今回のツアータイトル「SHOOT THE MOON」も収録された新譜“牙を見せろ”、各販売店舗ではポスターとかポスターとか特典付き(何種類かあった)でした。私はポスターとか要らない派なのでそういう所で購入。ジャケ写の梟の剥製?が怖い…(笑)。
私自身は約1年半前の2007年3月、SHIBUYA-AXで開催されたSOUND SHOOTER Vol.2(ライブカメラマン橋本塁さん主催のイベント)でみた以来のプレデタライブ。でもその時の記憶はほぼ無くて(理由:対バンのNO-HITTERとミドリカワ書房が面白すぎた)、わずかに憶えているのはBass側の歓声とさわおさんのツノツノキャップ、そして「さっき開場前のAXの表を散歩したが誰も自分に気付かなかった、しかもピロウズTシャツ着た女子が目の前を通過していった」「今日は靴もベルトもパンツも市松模様で可愛いんだ、俺」的なMCのみ(そして腰からパンツをチラ見せしてた)。
さてライブの記録とか。まずは旅日記。昼頃友人らと集合し名古屋へ。車で長野→名古屋。名古屋市内でナビがバグる。2年前の悲劇が…。途中で無事復活しました。ホッ。会場直前に笹島地区へ到着、恒例のプリクラ遊び(何やってるんだ)をしたのち、Zepp Nagoya入場。チケットは当初入手困難を極めていて色んな方に協力していただき4人分確保。でも最終的には供給量が上回ってた感じだったか?mixiに結構‘譲ります’が出てたね。
入場時は結構スペースがあったけど徐々に埋まってた。SOLD OUTしているライブだしね。入ってまずステージの機材セッティングをチェック。(PVで左からさわお→JIRO→シンペイという並びのものがあったので念のため)。ステージ上手にORANGEのアンプを確認し、上手側に場所を探す。真中よりやや後方でみてました。ローディーさんら(ピロウズとテナーのローディーさんがそれぞれのセッティングしてた。クマさん!JIROくんは、GLAYはライブ行ったことないし分かりませんでした)が作業を終え、BGMのボリュームが大きくなる。15分押しくらいで暗転、ライブ開始。
- スモークの中に青い光、メンバー登場。さわおさんはやはりあのツノツノ帽子かぶってる。形は同じだけど素材が前と違ってた気がする。前はもっと毛糸っぽかったような。
- シンペイはアーティスト写真そのままのメイク!
- 機材、さわおさんはピロウズの時と同じマイケル・シェンカー仕様のサイクロン。JIROくんはBass持ってるってことしか分からない(すみません)。シンペイはテナーで使っているドラムセット(縁が緑だったりカミナリみたいなマークがあったりするアレ)じゃなかった。バスドラにPearlのマークあり。
- 歓声とか拳(というか手振り)とかが行き慣れているロックのライブでは明らかに見かけない感じで貴重。音楽の楽しみ方はいろいろだ。黄色い歓声は前回のAXのときのが衝撃的だったので、今日はさほど気にならず。
- オーディエンスに下の方で小さく手を振るシンペイ。これは貴重w
- 女子がほとんどでステージが見やすい。いつも高身長とか中肉中背な男子をどうかわしていこう(笑)と考えながらライブ見ているので、嬉しい。
初見のひとが多いであろうオーディエンスのざわめきを掻き混ぜるかのように1曲目開始。何からくるんかな〜とわくわくしていたら、Last Hutingから開始。1枚目の一番最後の曲。そして私は聴かずに来てしまったがニルバーナ好きの友人が「このギターリフそっくりってかそのまんま」と言っていたC.R.S.へ。名古屋への道中で空耳アワー大会(笑)してたのでニヤニヤしながらみる。だって「30歳になっちまって心拍数跳ね上がった」って聞えるんだもん〜…。
MCメモ(ツアー終わったし記憶の限り全部書きますよ?笑 意訳ですが)
- さ「今日も元気そうだなー」
- Sleepy Dragon終了後。さ「えー、知っての通り俺たちは持ち歌が少ないですから、今日は喋りますよ?」オーデエンス大喜び。
- (以下さわおMC)「このツアーの初日の仙台へ新幹線でひとりで、マネージャーもつけずに向かったんだが、新幹線の隣の席は他人じゃないか。その時はもちろん知らないおっさんで。ま、俺もおっさんだが。で、俺の席は窓側だったのでそのおっさんの前を通って席に着くわけだ。が。そのおっさんが、あの、新幹線の席のかたんっていうテーブルあるだろ?あれが下ろしたままで。しかもそこにはビールと柿ピーとスポーツ新聞が乗っかってて!俺はもうこんなん(くの字ポーズする)で席について。」
- 「それだけでなくそのおっさんの足が微妙に席と席の境界線をはみ出してたり、共用のひじ掛けを独占していたり、とにかく腹立たしかった。でも俺も大人ですし(笑)、嫌味でなく天然でそういうことしちゃうおっさんもいるだろ?そういう人に怒っても何かこっちがいじめているみたいな空気になるのもと思い、そのまま過ごした。…でも、それ(おっさんの立ち振る舞い)ってマナー違反だろ?」
- 「と言うわけであまりにも腹が立ったので、その後の博多で曲を作った(笑)。グッドマナーという曲。」
- 歌詞を書いた紙をどこかから取り出し中央最前にいたオーディエンスに持たせるさわおさん。
- 「もっと低くていい、もっと低くて大丈夫、見える。そんなに頑張んなくていい」と指示する。
- 「わかりやすくグッドマナーって歌詞が出てくるから、気の合うやつは一緒に唄ってくれ」
というMCののち、怒りの(笑)新曲、Good Manner披露。話の内容は潔癖で真面目なさわおさんらしいと思いつつもややヒいたが(言っていることは間違ってないが細かすぎる・笑)、それはさておき。活発に活動してないバンドのツアーでサクッと新曲作ってライブで演るってすごいな〜。さすがナチュラルボーンソングライター。合わせるメンバーも凄い。この曲の他にもシンペイさんがタンバリンを叩く姿が印象的な新曲1曲、インストの1曲。3曲の新曲を織り交ぜたセットリストでした。
他MCとか。
- さ「初日の仙台は俺が緊張してグズグズだったが、今日は大分良い。」
- 「ピロウズでは俺のコレ(ギター指して)は“大きなネックレス”って言われてますから!」
- 「(フロントエリアのオーディエンス見て)…お前らはクビが左側にしか向かないのか!!」
- 「今日は30秒ルールってのがあってな…。28秒はJ・I・R・Oを見ていい。だがあと1秒はS・A・W・A・O、あと1秒はS・H・I・N・P・E・Iを見ろ!そこ(ステージ脇)で係の人がこうやって(望遠鏡を覗くポーズ)カウントしてるかなら!」
- なしてアルファベット読み…?そんな気分だったんだろうか。
- JIRO「俺らは普段こんな狭いトコで演んないから、近すぎて(フロアーが)みれない…。普段はもっと後ろにいるもん」
- MCの位置は忘れたが、占いをネタにしたものあり。
- 「この前のライブの日の占いはランキングも良くてラッキーアイテムがタンバリンだったりしてイジりやすかったんだが、今日はイマイチで…。やりにくい」
- カンペを再びどこかから取り出して読み上げてました。めざまし占いかな。
- この日のさわおさんのラッキーアイテムはコーヒーカップだったそうです。確かに微妙だ。
- この占いMCの最中、さわおさんのカンペを覗きにJIROくんが上手に来たり、ドラムセットを(いつものように)乗り越えてシンペイさんが覗きに来たり、最終的にはバスドラ前にJIROくんとシンペイが腰掛け、さわおさんを見上げながら話を聞く構図に。何か可愛かった、みんなおっさんなのに(笑)。
- フロント前方はぎゅうぎゅうだったのか、最前中央辺りで倒れるオーディエンスあり。MCでさわおさんが「おい本気で倒れたよ、大丈夫か…?」と凝視していた。
- そんなオーディエンスに対してJIROくん「次はちゃんと肉喰って来いよ!」
- ライブ前には食べれない派(最中に気持ち悪くなる)の私ですが、2時間くらい前には食べるようにしています。あと水分もちゃんと摂る。すごく大切。ニクは食べれないけど(笑)。
- さわお「今何時ー?」オーディエンス「8時8分!」さ「マジか?昨日も8時8分だったぞ!」と驚くさわおさん。その後も時間をきいてて、オ「8時16分〜」の答えに「結構(MC)頑張ったな」と言ってた。確かにMC長かった。そしてシンペイはほぼ喋らず。「死神だからシンペイくんは喋んない(Byさわおさん)」だそうです。
- 終了直前のMCが良かった。
- 「こういう遊びのバンドのライブが出来るのも、それぞれの母体のバンドの健康状態が良いから。だから遊びも楽しいんだ。だからってGLAYやストレイテナーやピロウズの活動を休んでまでもツアーします!ってなるのも、お前ら怒るだろ?」
- 「楽しんでくれて本当にありがとう!」
- プレデタだし前の方は女子だけだろうからしないだろうと思っていたシンペイダイヴ、あり!アンコール終了後中央やや下手寄りにダイヴしてた。2年くらい前だったかのテナーのワンマン@ダイアモンドホールで跳んで足から流血したシンペイを見たことあったが、Zeppでも跳ぶんだね。ステージと最前の柵までの距離、結構あるのにスゲー。でリストバンドも投げてた。
ニルバーナのコピーを2曲(Breedは前回も聴いた記憶あり)。ライブはアンコール含め19曲、1時間半という比較的短いライブでした。終演20時半とかだった。でも内容は濃ゆかった。「GLAYの時と違ってコーラスが多いからイヤモニ着けてるけど、未だに慣れなくて慣れないままツアーが終わっていく」と笑っていたJIROくん、ギターの演奏は確かに必死そうでさわおジャンプ(笑)もあんまり無かったけど十分かっこ良かったさわおさん(余裕がなくていっぱいいっぱいでも必死で何かをする人間の姿が素敵でないわけがない)、テナーの時よりややソフトに、でも暴れるシンペイさん。さわおさんは特に分かりやすくキャラクターをピロウズの時と変えていて(とレポを書いてて思った・今更(笑)。口調とかね。“ピロウズの曲は‘僕’という一人称だが、プレデターズでは‘俺’で書く”って色んなところで言っていことが理解できた。
前見た時よりも良さが増していたな(特にシンペイ)。プレデターズのライブ、次はいつ見れるかな…。年単位で先になっちゃうだろうけど、機会があればライブ出張してでも行きたいバンドのひとつ。やっぱ音源よりライブだな〜。
グッズはTシャツ(シンペイデザインにした)、タオル、リストバンドを購入。キラキラのジャージ(35000円)を購入している人は見かけなかった。マスコット人形はHunting!!!!の時のTシャツ着てて(絵だが)、仕事が細かい!
オフィシャルでのGOODS通販も開始されたし(リンクこちら→★)、このツアーのZepp TokyoでのライブがDVD収録されてリリースされるようだし、冬場の楽しみが増えた(*^-^*)ふふふ。
THE PREDATORS SHOOT THE MOON Tour@Zepp Nagoya Set List
- Last Hunting
- C.R.S.
- ROCK'N'ROLL LAY DAWN
- Recall me
- Sleepy Dragon
- Good Manner(新曲)
- Dizzy Life
- GUN ROCK
- ISLAND
- Breed(NIRVANA COVER)
- Molly's Lips(NIRVANA COVER)
- (新曲)
- (新曲・Instの方)
- ムスダンク ヒッピー
- LIVE DRIVE
- 爆音ドロップ
- WILD TIGER
EN.
- SHOOT THE MOON
- Lizard man